Google Analyticsが大変なことになっている件

mitchell_desu2007-05-10


まいど!ミッチェルです(´∀`)ノ

Google Analytics からのお知らせ

こんなメールがGoogle Analyticsから届きました。

Google Analytics のレポートインターフェースの最新バージョンがリリースされたことをお知らせいたします。アカウントをお持ちのお客様の場合、自動的にアップグレードが行われますので、特別な手続きの必要はございません。新しいバージョンをご利用になるには、下記URLよりログイン後、プロファイルの横にある[レポートビュー]リンクをクリックしてください。
http://www.google.com/analytics/ja-JP/
(以下略)

Google Analyticsとは、Googleアクセス解析サービスのことです。ブログなんかやってると「今日アクセスしてくれた人って、どこの人なんだろ?」とか思うんですが、そんな情報が分かるような仕組みのサービスです。
そんなGoogle Analytics の新バージョンアを、さっそく使ってみました。

■デザイン: どっちが優位か分からない

さっそく画面から。上が旧デザインで、下が新デザイン。


これ見てお分かりのとおり、デザインだけ見たら、どっちが優位なのか分かりません。違いは、その機能にありました。


■総論: 定点観測がカンタン。レッスン要素も充実。

機能面での変化を整理すると、大きく2つの要素に分類できると思います。
1つは、ハードな要素。もうひとつがソフトな要素です。

■ハード面(機能強化)

  1. 分析対象期間の設定自由度が高まった
  2. レポートのカスタマイズ強化
  3. レポートのアウトプット機能が強化

■ソフト面(教育・啓蒙強化)

  1. ヘルプの充実
  2. ソフトランディング対策

と、こんな風に5つの機能を、大きく2つの要素に整理できるかと思います。


■機能の特徴1. 分析対象期間の設定自由度が高まった

分析する場合、その集計期間をサクサクと変更できるようになりました。

この機能は、テストマーケティングの効果検証に役立ちますね。
例えば、広告のスペースを右に置くか、左に置くか迷っているとします。 本来であれば、「文字を読むときの視点は左から右だから、左に広告置いた方が見てもらえるな」とか、仮説を立ててからテストしますよね。でも、集計期間を容易に設定できるので、考えるより先に広告位置を変更してしまう。あとからビフォー&アフターで効果検証してみて「成功した。失敗した」を評価して、ダメだったら即、戻す。
「うだうだ考えるより、まず行動してから考えよう」。検証が楽だからトライ&エラーの精神でチャレンジできます。


■機能の特徴2. レポートのカスタマイズ強化

集計期間の変更と同時に、どんなレポートが見たいか、レポートの並べ替えがサクサクできます。


「このグラフを見れば、良かったor悪かったの評価だできるよね」と、考えるのと同時にレポートを並べてみる。で、「やっぱ、こんなレポートも欲しいな」と思ったら、その時点で変更していく。時間が経てば経つほど、徐々にレポートが充実していきます。カスタマイズが簡単だから「小さく始めて、じょじょに充実させていく」。機動性を支援してくれます。

参考:「規律」と「小さく始めること」がSOA成功のカギ

SOAという概念を広めることに貢献したイェフィム・ナティス氏。ナティス氏はSOA成功のカギを,「一に規律,二に規律,三に規律」,そして「小さく始めること」と説く。SOAの現状と課題を聞いた。

■機能の特徴3. レポートのアウトプット機能が強化

上で紹介した2つの機能を使って、「期間を決めて」、「ピッタリの報告形式をつくる」までやりました。この報告書が自動的に配信される機能が強化されました。

写真で分かるように、いろんな形式で(.PDFや.csvなど)配信できます。配信スケジュールを決めとくことで、効果検証が簡単にできます。さらにうれしいのが、複数のユーザーに同時に配信できる点。例えば、小売店さんで考えた場合、やっぱりweb担当者だけでなく、販促の統括や経営者にもリアルタイムで情報を共有しときたいですもんね。
結局のところ、webの仕組みが販促を成功させるんじゃなくて、仕組みを人間がどう活かすのか、そこに成功のカギはあるように思います。

■評価: ハード面では「今後に期待」。

パッと見ただけの評価ですが、ハード面では「今後に期待」と感じました。
ぶっちゃけ Google DesktopGoogle EarthGoogleトランジットみたいな「激ヤバ」感はなく、「こんな機能はうれしいよね」という程度の落ち着いたバージョンアップでした。なんてったって「なかのひと」なんか体験しちゃうと、こちらも勝手にハードル上がっちゃってるんで、「な〜んだ Google Earth の機能と連動したりしないのか」とか生意気いうわけです。耐性できちゃってるのが物足りなさ感の原因なわけで、Googleというよりも、こちら側の問題なのかと。今後はぜひ Google Earth の機能を付加してもらって、また飲んでる午後ティーを噴出すような体験させてもらいたいところです。

最新の無料アクセス解析サービスを把握しとく。これも中小企業診断士の大事なお勉強ですね☆
ソフト面については、また別の日記にあらためます。ミッチェルでした(´∀`)ノ

 ※まだ気づいてない機能も満載かと思います。「本日時点の評価」ということで、よろしくお願いします。


■関連情報

  • Googleにインタビュー(英語)


う〜ん。まだ分かりやすい動画は見当たらないですね(;´д⊂ヽ

はてな」みたいに、ホームビデオでいいからカンタンな日本語説明欲しいですね。

はっきり言いましょう。
この「滞在時間」というのは、(略)全くあてに なりません。ジオングの足よりもあてになりません。
滞在時間なんてただの飾りです。スーツな人にはそれがわからんのです

(このコメント、GoodJobすぎかとwww)