会議にも市場原理を導入せよ!

■アイツ会議に必要か?

私は本部スタッフという立場上、営業課の会議からマーケティング戦略会議、はたまた取締役会など、いろんな会議に顔を出させて頂くことが多いです。しかし、どんな会議にも一定人数の「アイツ会議に必要か?」な方が参加されてます。それは会議や参加者の階層に限らず、ほぼ一定割合だけ存在するように感じています。

「ひとことも意見を出さない人」
「口を開いたは良いが、話が何の要領も得ない人」
「『前の方と同じですが・・・』な人」
がそれに当たります。

なぜこんな人が性懲りも無く今月も参加してるのか?「自分もメンバーのひとりだ」と安心したいから参加しているのか?させたいから参加を許しているのか?

■「日本の会社は出来損ないのエスカレーター」

クレディセゾン林野社長と元ソフトブレーン宋文洲さん対談から
http://www.softbrain.co.jp/mail/back_number/back050812.html

■「自分が部下ならどうしてほしいか」を考え、誘導していけばいい
黙っていても自然に昇給する時代、人々は「社畜」に成り下がった。「終身雇用」「年功序列」「春闘方式」「男尊女卑」「自己犠牲」の慣例が、それを許した。時代は移り、今や会社も社員に対して自主独立を求めている。やらなければならないのは、利益をもたらすためには何をすればいいのか、自らの知識と経験を血肉として、自ら立案すること。そう、「知恵」を生まなければ、富は生まれないのだ。


■忠犬サラリーマンはエスカレーターから落ちる
<宋> 先日、御社にうかがったときに若いマネージャーの方とお会いしたんですが、うちの副社長が「すばらしい」と褒めていました。彼が特別というわけではないと思うのですが、林野社長はどうやってそういう優秀な若い人に目をつけて、どういう判断基準でマネージャーに選んでおられるのですか。そこのところを本音でお聞きしたいんです。本を読むとよく「人格が大事である」なんて書いてあるんですが、人格だけでは事業で成功できないですよね。


<林野> 一言で言えば能力主義なんですが、そのベースには僕が目指す経営というものがあるわけです。僕はこれまでの日本の会社というのは「優しいけれども冷たい会社」だったと思うんですよ。それを「厳しいけれども温かい会社」に変えていきたいんです。


<宋> 「優しいけれども冷たい」というのはすごくわかります。実は中国人は日本人に対してそういうイメージを持っているんです。非常に礼儀正しくて、優しいけれども、もう一歩踏み込んだ付き合いができない。ケンカができない。


<林野> 中国の人に対してだけではなくて、日本という国全体がそうなんですね。会社の仕組みもそうなっていて、一見すると社員に優しいようでいて、実は冷たい。定年雇用で年功序列で、春闘方式で昇給して、一定の年齢が来るとポジションを与えていくでしょう。そういうやり方をしてきたが故に、その人たちは会社を離れたら路頭に迷ってしまうんです。そうした仕組みを直してやらないと、気の毒なのは会社に入った人たちなんですよ。


45歳でどっちが得か計算して割増退職金をもらって会社をやめるけれども、ではその人たちが他の会社に行って、その会社の45歳のポジションが務まるかといったら、務まらないわけですよ。限られた人たちが過去の取引関係とか友人関係とかによって雇用はされているけれども、実際は大半の人たちは、新しい仕事に耐えられない。


<宋> やめて他に行くこと自体には反対ではないんですね。むしろ行けるだけの力をつけるべきで、だから会社で厳しく鍛えるんだと。


<林野> そうです。今の日本の会社というのは、入ると??出来損ないのエスカレーター??見たいなモノに乗っけられて、そのエスカレーターがちゃんと上まで行くと思っていたら、実は3階ぐらいまでしか行かない。上は15階まであって、途中から先は「自分でロープでよじ登れ」と言われるわけです。ところが、それまでずっとエスカレーターに乗っていたら、登ろうと思っても登れないんですよ。


<宋> 僕も同じ意見です。ずっと会社に頼ってきたために、会社を離れたときに一人で生きていく力がなくなってしまう。日本のサラリーマンは結局、会社で飼い犬にされているような気がするんです。


<林野> その通りです。「社畜」という言葉があったけれども、飼いならされて、どこにどんなポジションを与えられても、会社や人事部の言う通りにする人。忠犬ハチ公みたいなものだ。


<宋> 「社畜」とは手厳しいですね。


<林野> いやいや、本当のことを言っているだけですよ。

■会議はコンペ方式にしろ

以前から主張してて周囲から賛同得られないんですが、「会議はコンペ方式にしろ!」と。合議制なんて、単に責任の所在を曖昧にしたいだけでしょ。しょせん自信のない子羊たちの言い逃れ。
それよりも、参加者全員が事前にプランを提出して上位3プランでコンペする。勝ち残ったプランを叩き台にして、その土台から全員で肉付けしていく。それでいいでしょ。

この一覧は、次のエントリーを参照しています:
できる人とはどんな人か?を探る」採用の超プロが教えるできる人 できない人、のレバレッジメモ _読書no.002:
http://stillwantto.be/blog/2007/05/post_48.html
株式会社ワイキューブ 安田佳生さんの本から

・みんなで考えることに価値はない。10人それぞれが1つの完成した商品をもちよって意見交換するならともかく、10人でひとつの商品を考え出すことに意味はない。みんなでやれば、自分の実力を露呈せずにすむという、できない人らしい発想。


・みんなで考えるといっても、実際に参加している人の大半は何も考えていない。それでいて、仕事をやっている気分は味わえるので危険。

黙って座って、終了後の懇親会で始めて口開くヤツなんか参加するなと。排除せよと。

具体的には、会議後全員に「会議に貢献してる順」で投票してもらう。参加者に自己反省の機会を与えたい。私ならそうした機会が欲しい。
結果を全員の前で発表し、下から何人かは自動降格。次回の参加権は剥奪する。ただし、セーフティーネットは必要なので、レポートなり事業プランなりを作成し、会議のファシリテータがOKを出したら、参加権を再び得ることができる。

さらには、意識のある若手枠を常に2枠設ける。希望者は立候補して、「自分が参加すれば何に貢献できるか」の題でレポートを提出。上位2名までが参加を許されるというもの。 そうすれば「現場分かってないヤツが勝手に決めた施策」感が薄まるし、次期リーダーの育成になる。なにより「自分は永久会員」の上にアグラをかいて、年だけ取った無能オヤジを排除できる。意思決定の場が、真のガチンコ勝負の場に変わる!!!

「チームに貢献できない者には淘汰を!会議にも市場原理を導入せよ!」という主張なんですが、どんなもんでしょ???

すごい会議?短期間で会社が劇的に変わる!

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