イスラム金融


利子のない銀行――「イスラム金融」とは?
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0712/18/news035.html

銀行にお金を預けると、利子が付いてお金が増える。銀行の基本的な仕組みだが、実は世界には「無利子の銀行」が存在し、着実に利用者を増やしている。キリスト教に次ぐ、世界で2番目に宗教人口を抱えるイスラムの世界では利子が禁止されているためだ。

最近、今後の国際金融について、その「あるべき姿」を考える機会が多かった。で、飛び込んできたのが、この記事。

以下、カンタンに要約。

現在の金融経済の本質的課題は、金融取引が現物や事業という“素”を忘れ、貨幣だけが“軽薄”に流通する仕組みにあると思う。過度なバレッジによる資金膨張と外部化によって、金融経済は実態経済を置き去りにした。

と、現在の国際金融の問題点を、あっさりと斬って捨てる。それ本質だよ。で、その上で、

イスラム金融では、実体のない資金対資金の純粋金融取引は許されない。どのスキームもいわゆる金融の枠組みを超えて、銀行が事業なり取引に直接コミットし、付加価値をつけることで利益を得ることが許されるのである。


いずれの仕組みも金融というよりは、日本では、総合商社が行っている役割に近い。

と紹介する。

なるほどねー。
現在の自由主義的すぎる金融に対する、おいらの違和感を言葉にしたら、金融ってしょせんは影の存在だってこと。工業なんかのサービス業なんかの実業を支える虚業。脇役であるはずだってこと。お金自体はモノを作らない、道路を作らない、食べ物を作らない。そういうもんだろ?

で、マネーゲームにしたって、どんなにカッコつけようが、しょせんはバクチだろ。マージャンや競馬やパチンコと同じ、配当の割合や賭けの対象こそ違えど、やってることは丁半博打。それって、余暇の息抜き。それが本業になって、企業をM&Aなんかで過度にアタフタさせるってどうかと。落ち着いて作らせてやれと。内部留保は配当じゃなく、きっちりR&Dに回させてやれと。

ま、おいらの戯言は置いといて、さらに引用。

 誰の言葉だったか、「共産主義は早死にするだろう。資本主義は爆竹のようにはじけて終わるだろう」という予言があった。

(略)
 私たちの世代は、ポスト資本主義社会に向けたグランドデザインを行うべき使命を持っているのかもしれない。取引の“実体性”を重視するイスラム金融から、資本主義の中に生きる私たちが学ぶものは大きいのではないだろうか。

イスラム金融にみられる直接的にコミットする手法って、今後、低迷が予想される信金なんかのリレバンに応用できないだろうか。もっと調べる必要あるけど、新しい商品、というか手法として開発を検討する余地があると思うが。

また驚いたのが、このエントリ書いた山口揚平さんって、どんなイスラム顔したオジさん社長かと思ったら、どうよ!この男前っぷり。そしてこの若さ。
http://bluemarl.in/company/message/index.html

そして明快な解説「実践!『企業価値評価』入門講座 - 楽天ブログ(Blog)

さらには爽やかなブログ「創業記

もうね。同じ人間かと。おいらはアホかと。バカかと。。。もう寝るお(´;ω;`)

あ、0:10から「ワーキングプア」見なきゃ( ̄□ ̄;)!!!