デキるアイツはやっている!本当に効果の出るサブノートの作り方

mitchell_desu2007-06-05


まいど!ミッチェルです(´∀`)ノ
今日は、「2ヶ月勉強法」の番外編。「効果的なサブノートの作り方」。
2ヶ月クン≫ は作成してませんでしたが、成績優秀者から教えてもらった効果検証済みの方法をご紹介します。

■時間は金で買える!

サブノート作成時の基本的な考え方は、自分では作らない。よくまとまった参考書を買う。これがポイントです。←これ重要

自分が書いても、人が書いても、サブノートが完成することに変わりはありません。「自分で書くから覚える」という方もいますが、私は懐疑的に考えています。書くという肉体作業をしているときは、脳はいがいと休んでます。特に「単語帳に書く」なんて肉体作業は、正直いえば覚えることからの現実逃避じゃないかとすら私には思えます。いずれにせよ、サブノートや単語帳を作る作業にかける時間はあまりに膨大なので、支払った時間コストの割りには、暗記のパフォーマンスは低いと思います。

よくまとまった参考書に追加投資することで、作業時間は省略できます。これはいわば時間を金で買ったのと同じ効果をもたらすと考えられるのでは?であればサブノートは自分では作らない。1時間を作業に投下するぐらいなら、あなたの時給分でお釣りがくる参考書を買う。自分で作るのは、よそでは売ってないものだけ。
では、この「よそでは買えないサブノート」とはどんなものでしょうか。

■サブノートは、間違えのスクラップブック

「よそでは買えないサブノート」とは、自分が間違えた問題を集めたスクラッチブックのことです。「あなたが」間違えた、あなたオリジナルの弱点だけに絶対に書店には置いてません。それはお金で買えないプライスレスなものなので、作業にかける価値はあると思います。
しかも、間違えスクラップブックにもうひとつ加えると、その価値は倍増します。それは、

「間違えた問題」+「自分語での解説」のワンセットで作成することです。←これ最重要

これが効果のヒミツです。

■問題に書く?ノートに書く?

「間違えスクラップ」型のサブノート作成法は、どこにメモを書き込むかで大きく2つに分類できます。

  1. 問題にメモを書き込む
  2. ノートにメモを書き込む

どちらにも重要な点は、「間違えた問題」+「自分語での解説」をワンセットにして管理すること。これは考え方だけでなく、物理的に2つをセットにする必要があります。理由は、2つがバラケるリスクを回避するためです。

アポイントの予定を手帳でなく、ついメモに書いて、後からメモを失くしたのに気づいて慌てた経験はありませんか?物理的に離れているものは2つが揃わなくなるリスクがあります。だから、「自分語での解説は別にノートに書いておこう」とは考えないで下さい。会えない時間は愛を育てますが、探しモノにかける時間が、「mixiにメッセ入ってんじゃね?」浮気心を育むのです。
だからノリで貼り付けるなど、必ず物理的に2つを1つにして下さい。*1←これ重要
では、上記の2つの分類を順に考えていきます。

■問題に書き込む派

takeoさんさんや、いしあたまさんが取り入れてる方法です。

詳しい解説は、takeoさんの『私のスタディモデル』〜過去問サブノート化〜を見て下さい。画像入りで丁寧に説明されてますよ。ここでは、お二人のエッセンスだけをまとめておきます。

本試験過去問に自分が気づいたことをじゃんじゃん書き込んでいくという勉強法で、過去問が時間が経つにつれ、サブノート化されていくものです。過去問に限らず、模試、答練、科目まとめテストなどすべてサブノート化して、高速回転させると良いでしょう!

この方法のメリットは、

・問題とセットで覚えるため記憶が定着するので得点に結びつきやすい
→テキストを読み込んでいくよりも、得点に直結しやすいと思います。


・問題を解く時間を短縮できるので回転率が良い
→自分が間違えた、気づかなかった部分のみに絞り込んでいるため、時間を短縮できます。

(だから)細切れ時間を有効活用できる*2

1.大前提として自力で問題を解いてみる!
2.書き込んでいくのはマーク(A、?)した問題だけに絞る!
3.誤りのある選択肢について、誤っている箇所を抽出する!
4.意味のわからない用語を抽出する!
5.アンダーラインのある箇所にじゃんじゃん書き込む!
 
 ただし、解答解説集の文言丸写しはNGです!←これ重要
 あくまでも自分の言葉で要約してコメントを書くのがポイントです。

■ノートに書き込む派

これは2宮先輩(仮名)から教わって、私も導入した方法です。過去ログ「合格のコツってなんですか?」から、そのときの様子をライブでお伝えしましょう。

「マチガえたとこな、1ヶ月後にやってもまた同じとこマチガえんねん」
・・・確かに。


「だからな、マチガえた問題はコピーして、専用の『マチガえノート』に貼り付けんねん」
・・・パラパラ。あ、結構先輩も間違えてきたんすね。オレと変わらんすね。


「そこにな、授業や解説文の説明を自分の言葉でメモすんねん」
・・・ホントだ。ギッチリとカキコされてる。グラフまで手書きで…。


「1ヶ月間、一生懸命勉強して、同じとこマチガえたらめっちゃ凹むやんか」
・・・そ〜なんすよ。そこなんすよ。やる気なくなるんすよ。


「けど逆にできなかったとこができるようになったら、絶対に成績は上がんねん。もっとやったれ!ゆ〜気も沸くやんかw」
・・・あ、同じこと「ドラゴン桜」にも書いてあった☆

ノートに書き込む派は、間違えた問題をコピーしてノートに貼り付け、余白に自分語の解説を書き込みます。

問題に書き込むよりもひと手間をかける理由は、問題文にヒントを残さないためです
数学の図形の問題を思い出して下さい。あの問題は補助線をどこに引くのかに気づけば、あとは単純な計算問題でした。にもかかわらず、すでに補助線が引かれた問題を見ても、これは復習の効果が下がるというものです。問題文にはヒントを残さないこと、それがノート書き込み派の最大の利点なのです。
また、ノート書き込む派の留意点として、事務の女性と仲良くなることが挙げられます。サラピンの問題を入手するには、問題用紙をもう一枚いただくのがラクチンです。私も仲良くするコツを習得すべく北千住のキャバク(以下略
過去のエントリー女性を口説くための10の法則も参照してみてください(笑)。←俺が最も愛するエントリー。けど読んだひと3人。

■脳のメカニズムにも合致している!

脳機能学者の苫米地英人氏による著書、「夢をかなえる洗脳力」によれば、このサブノートは、脳生理学的にも効果が期待できることが確認できます。以下、ポイントを整理してみます。

「間違えること」が記憶力アップに役立つ

・情報が脳に記憶される際、脳の中の海馬という器官を経由します。海馬の仕事は何かというと、情報をふるいにかけることです。
・このとき海馬は、似ている情報、ちょっとでも見たことがある情報なら、知っていると判断してあっさりふるい落としてしまうのです。脳は覚えないのです。
・どうすればインプットできるでしょうか。それは海馬に「これは知らない情報だ」と思い込ませればいいのです。その方法は「間違えること」です。←これ重要

「これは知らない。分からない」という刺激こそが、記憶を促進させるカギだったんですね。だから「これは間違えた」のスクラップブック=知らない集 を作って、そのすぐそばに自分が咀嚼した解説を加える。「え〜これ知らんわ。やばっ!(海馬を突破☆)お、待てよ、ふむふむ、こりゃ分かりやすい(インプット成功☆)」。
脳のメカニズムにも合致した、あなたオリジナルのサブノートを作って、合格のメカニズムをガッチリつかんで下さい!

ミッチェルです。ボクが好きな女のコは、休みの日になるといつもカゼをひくとです。…ミッチェルです。ミッチェルです。ミッチェルです_| ̄|○

*1:野口 悠紀雄さんは、「超」整理法の中で、こうした情報をひとくくりにして保管することを「ポケットひとつの原則」として推奨しています。

*2:効果↑+時間↓=生産性↑=時間の有効活用!